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The Roots #Vol.2 スウェットシャツ(Sweatshirt)

Style Recipe

愛される理由がここにある。

気負わず着られて、ガシガシ洗えるデイリーウェア『スウェットシャツ』。
当たり前にそばにある。だけど、知らない事だらけ。
今回はそんな『スウェットシャツ』の歴史を紐解いていく。

先ずは『スウェット(Sweat)』の意味について。

Sweatは翻訳すると→“汗”、“汗をかく”。
または、“吸水性に優れるコットンを使って内側をパイル状にした裏毛生地のこと”を意味する。

日本語では『スウェットシャツ』の事を“スウェット”と言うが、実はこれは和製英語。
英語では『スウェットシャツ(Sweatshirt)』が正式名称だ。
スウェットは本来、衣類ではなく生地そのものの呼び名だったのだ

では、そんな『スウェットシャツ』がどの様にして誕生したのか?

誕生は1920年代。米国の名門、ラッセルアスレティックの創業者の息子ラッセル・ジュニアが、それまでウール素材で作られていた運動着をコットン素材に改良することを提案。
これを機に誕生したのが、スウェットの起源となる。

ウールの運動着が硬くて動きにくく、肌触りもよくなかったのに対し、コットンの運動着は伸縮性に優れ、肌触りもよく、何より吸汗性が抜群だった。
これが“汗”を意味する“スウェット”と呼ばれることになった理由だ。

続いてはディテールについて

シンプルで機能的。スポーツウェアが起源とあって、ディテール1つ1つにも意味がある。
その中でも、『スウェットシャツ』を語る上で忘れてはならない存在“リバースウィーブ”についてご紹介しよう。

そもそも“リバースウィーブ”とは
カジュアルスポーツウェアを展開するチャンピオンが生み出した革新的な製法の事。

当時の『スウェットシャツ』は、縦方向への縮みが出やすいという弱点があった。
それを克服したのが本来縦に使用する生地を横使いにしたこと。これにより生地の縮みを抑えることに成功した。
“生地の向きを逆にする。”これが“リバースウィーブ製法”だ。

そして、もう1つ特徴的なのが両脇のリブ。
このリブがある事で横方向への縮み防止と伸縮性が向上し、一般的なスウェットよりもはるかに動きやすいと言うメリットも生まれた。

元々アメフト用のトレーニングウェアとして開発された“リバースウィーブ”は、両脇のリブ部分に「フラットシーマ」という技術を採用している。この「フラットシーマ」は、その名の通り、凹凸の少ない縫い目を作り上げることで、着用時に縫い代の肌当たりが無く快適な肌触りを実現したのだ。

これは、スウェットシャツ好きの間で“リバースウィーブ”が愛されるのも頷ける。

耐久性、着心地、全てにおいてパーフェクト。
段々と秋も深まってきた今日この頃。遂に『スウェットシャツ』が大活躍する季節到来!
是非、今回の小話を頭の片隅に、秋のスウェットスタイルを楽しんで頂きたい。

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